空白期間内の読了書籍

  一方その頃、な状況説明の巻。レムスの「病状」がだいぶ安定してきたようで、お姉ちゃん安心したよー。で、イシュトの「病状」もだいぶ安定してきたようで、おじちゃん安心したよー。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 4冊目。

  • 『日本人はなぜ狐を信仰するのか』(松村潔)

日本人はなぜ狐を信仰するのか (講談社現代新書)

日本人はなぜ狐を信仰するのか (講談社現代新書)

  日本における狐信仰を、生命の樹だとかエジプトのアヌビスあたりにまで敷衍して展開するのは、いささかトンデモっぽいけど、結構面白いよね。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 5冊目。

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

  毎回毎回血みどろになって死なないと本領が発揮できない魔女、ってどうなんだろ。それにしても、こんな素直なりすかがどんな目に遭わされたら、あんな歪んだ大人りすかになっちゃうかな。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 6冊目。

感じない男 (ちくま新書)

感じない男 (ちくま新書)

  男は何故ミニスカやセーラー服に惹かれてしまうのか、ってのを、自己の欲望の告白とともに分析する、とっても痛苦しい本。不潔感の極度な昂進が妄想へと結びつくってのは、よく分かる。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 7冊目。

ユージニア

ユージニア

  帝銀事件と並び称せられる医師一族毒殺事件。関わった人々へのインタビューを通じ、見えてくる真相の、あまりな物悲しさは、小説だからこそ実現できた、はかない美しさなのだと思います。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 8冊目。

  一件の芸者殺しが、二・二六事件へ至る昭和の暗黒時代に、信じ難いほど大きな波紋を描き出す。見事なまでにSFで、見事なまでにミステリだと思います。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 9冊目。

  • 『ベルカ、吠えないのか?』(古河日出男)

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

  第二次大戦時、キスカ島に置き去りにされた3頭の犬達の血統が、二十世紀後半の50年で世界中に拡散し、意図せずして人間の歴史を動かしてゆく。そのダイナミックな嘘っぱちが絶妙。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 10冊目。

悪党たちは千里を走る

悪党たちは千里を走る

  金満一家の飼い犬を誘拐して一攫千金、のはずが、子供に懐かれ狂言誘拐計画を立てさせられ、更に、その子供がほんとに誘拐されて、事件の片棒を担がされる。絶妙すぎて大好き。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 11冊目。

  • 女形』(不知火京介)

女形

女形

  歌舞伎役者親子が、東京と大阪の公演中に同時に変死。女形・堀内すみれは、自らも「秘密」を抱えつつ、真相を見極めようとするが……とってつけたような設定もあるけど、いい出来。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 12冊目。