空白期間内の読了書籍

• 『ラ・パティスリー』（上田早夕里）

ラ・パティスリー

　　前２作のリリカルな火星ＳＦのイメージが強かったんで、こういう作品も書けるんだー、と新鮮な驚きが。菓子職人さんの苛酷だが充実した日々に、ミステリ風味も足して、甘い恋愛で仕上げ。

　　はてな年間100冊読書クラブ（期間06/04/01〜07/03/31）⇒ 85冊目。

• 『まともな男になりたい』（里中哲彦）

まともな男になりたい (ちくま新書)

　　ああ、なりたいですよ。ごく積極的にねー。ただ、今の世の中って、安易に流れてもやっていけちゃうことが多いから、俗物に成り下がったり、羞恥心や矜持を捨てちゃいがちで。反省しよう。

　　はてな年間100冊読書クラブ（期間06/04/01〜07/03/31）⇒ 86冊目。

• 『ロシア異界幻想』（栗原成郎）

ロシア異界幻想 (岩波新書)

　　ドモヴォイとバーバ・ヤーガくらいしか知らなかったけど、寒くて暗い夜が長く続くかの地には、死へと続く永劫の闇が、日常のすぐ側に確かにあるんだなあ、と。奥深いぜ、母なるロシア。

　　はてな年間100冊読書クラブ（期間06/04/01〜07/03/31）⇒ 87冊目。

• 『ネコソギラジカル』【上】（西尾維新）

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

　　戯言使い・いーちゃんのシリーズもこれ含めてあと３巻。「最終決戦」に向けて各種設定が明らかになっていく訳ですが……てか、「最終決戦」とか書いてる時点で、もはやミステリじゃねえだろ。

　　はてな年間100冊読書クラブ（期間06/04/01〜07/03/31）⇒ 88冊目。