空白期間内の読了書籍

パラサイト・シングルの時代 (ちくま新書)

パラサイト・シングルの時代 (ちくま新書)

  俺の現状がこの本で言うところの「パラサイト・シングル」に近いってのは理解できるが、問題点の指摘は実効力の伴う解決策を提示しなければただの言いがかりだしな。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 169冊目。

  • 『となり町戦争』(三崎亜紀)

となり町戦争

となり町戦争

  公共事業の一環として淡々と進んでゆく隣町との戦争。ヒロイン・香西さんの業務に徹しきったさまが、あまりにも痛々しくて。ごく非人間的で惨い話が展開してるのに、とっても透明感があって好き。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 170冊目。

デウスの棄て児

デウスの棄て児

  先週『魔界転生』を見たばかりなので、天草四郎がもう。神に戦いを挑むために、あえて神の御子として君臨する「悪魔の子」の、歪みきってるのに純粋な闇の輝きが素敵。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 171冊目。

動機

動機

  一括管理下の警察手帳が奪われ、提案者の貝瀬は、非協力的な警察内部とマスコミ相手に孤高の戦いを繰り広げる……横山氏に直木賞を受賞させなかった連中は、頭腐ってんだと思うね。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 172冊目。

銀河のワールドカップ

銀河のワールドカップ

  運動は見るものじゃなくてするもの、という信条から、あらゆるスポーツ観戦に背を向けている私ですが、この小説は気に入りました。三つ子たちや「翼」くん、エリカに玲華。どの子も夢に一途でいい。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 173冊目。

お留守バンシー (電撃文庫)

お留守バンシー (電撃文庫)

  タイトルが絶妙。そしてキャラ造形も抜群。家事が大好きなバンシー・アリアをはじめ、貞淑サキュバス、臆病なガーゴイル、ひょうきんなデュラハン……アリアの能力が発動するクライマックスは爆笑。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 174冊目。

  • 『日本の奇僧・快僧』(今井雅晴)

日本の奇僧・快僧 (講談社現代新書)

日本の奇僧・快僧 (講談社現代新書)

  道鏡から天海に至る、日本の素敵過ぎる僧侶の皆様の列伝。ま、でもやっぱキャラが一番強いのは日蓮ですかねえ。やってることの凄さから言えば、親鸞も相当のものではありますが。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 175冊目。

  • 『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか――遊ぶ生物学への招待』(武村政春

ろくろ首の首はなぜ伸びるのか 遊ぶ生物学への招待 (新潮新書)

ろくろ首の首はなぜ伸びるのか 遊ぶ生物学への招待 (新潮新書)

  妖怪や幻獣の伝承を、科学的にちゃんと説明しようとする好著。柳田某の『空想科学〜』とは、そもそも比較の対象にすること自体が失礼なくらい、突き詰めて真剣に遊んでいるのが良い。

  はてな年間100冊読書クラブ(期間06/04/01〜07/03/31)⇒ 176冊目。